TypeScriptは
TypeScriptはJavaScriptに静的型付けを加えた言語で、大規模なアプリケーションの開発やチームでの開発を容易にします。JavaScriptに慣れているプログラマーにとって、TypeScriptは学習曲線が比較的緩やかで、JavaScriptの知識を活かしながら利用できる点が魅力です。
こちらではJavascriptでの知見を持ってる前提です。
TypeScriptの基本
導入
JavaScriptに型を導入することで、コードの安全性を高め、開発効率を向上させます。まずは、TypeScriptの基本的な型から始めましょう。
基本的な型
- number: すべての数値を表す型。整数も浮動小数点数もこの型になります。
- string: 文字列を表す型。シングルクォート(”)、ダブルクォート(“”)、バックティック(“)で囲む。
- boolean: 真偽値を表す型で、
true
またはfalse
。 - array: 配列を表す型。
number[]
のように要素の型に[]をつけるか、ジェネリック配列型Array<number>
を使う。 - enum: 列挙型。特定の固定値の集まりを定義するのに便利。
- void: 何も返さない関数の戻り値の型。
- null と undefined: JavaScriptの
null
とundefined
に対応する型。 - tuple: 固定長の配列で、各要素の型が異なることができる。例:
let x: [string, number];
- any: 任意の型を受け入れる特殊な型。可能な限り避けるべき。
型アノテーション
変数や関数の引数、戻り値に型アノテーションを付けることができます。これにより、コンパイラが型の一貫性をチェックし、エラーを検出できます。
function hello(name: string): string {
return "Hello, " + name;
}
型推論
型アノテーションを省略もかのうです、コードから自動的に型を推論します。
let isSuccess = true;